日本人の長寿高齢化は、世界に冠たるものがあります。私たちはこれを慶びとすると同時に、健康で一生を過ごしていくことを心に刻み、実行することが求められています。長い人生において図らずも何らかの病を得ることは往々にしてありますが、それでも私たちは寿命を全うし人生の終焉を迎えることが人間としての義務であると考えます。
　そうした昨今、ウオーキングが国民間で手軽にできるスポーツとして定着しつつあります。ウオーキングは、勝ち負けを競わず、心身の健康の保持・増進に寄与しさらに、人々の交流を促す気軽な機会の一つとして、毎日の生活に取り入れることは、だれにでも実現可能なスポーツであるからです。
　（一社）日本市民スポーツ連盟では、現在東京都スポーツ局に対して、“東京を歩いて元気に！「東京コミュニティウオーク６２」”計画の支援を要請しているところでございます。
　これは、“いつでも・だれでも・どこでも”楽しめる市民スポーツ「ウオーキング」が、東京62区市町村の人びとの間で活発になることを目指して以下の活動を展開するものです。

　　　（１）それぞれの自治体に５〜10kmの快適に歩けるウオーキング・コースを設定し、日ごろからウオーキングを楽しむ環境づくりを進めます。
　　　（２）日本市民スポーツ連盟は、歩行距離の認定により「地球一周4万キロ」等の認証・表彰を行い、また全コース完歩者を“東京マスターウオーカー(仮)”等として表彰し、健康ウオーキングの励みとします。
　　　（３）ウオークを通じた交流を図るイベントにも取り組み、ウオーキング団体の連携・強化を進めます。

　活動方針は“出来るところから取組む”こととし、まずは文京区での取組みとして「文京歩こう会」を発足させることといたしました。
　区民の方はもちろん、区外の方もご参加下さい。こころとからだを軽やかに、文の京を歩きましょう。